chiggyレポ

この時期にこの天気。
全く期待していなかっただけにもうサイコー。

Lundまでの長い道のりも、景色を楽しみながらゆったりと進んだ。
予定とは違ったけど、きれいなキャンプサイトで翌日の準備をする。
ちょっと雨がパラついたけど、この時だけだった。

翌日は快晴。楽しみにしていたLundのベーカリーが予想以上に当たった!
店のタタズマイがもうなんかイケテル臭い。
これだけでこの旅はもう楽しいモノになると、なんでか直感が走る。
不思議と食べ物が旅を大きく左右するんやなぁこれが。

ベーカリーの庭でゆっくりと過ごしてからカヤックを漕ぎ出した。
Lundのすぐ近くにあるCope Islandsに入る。
小さな島がいっぱい集まっていて、Gulf Islandsのミニチュア版みたい。
牡蠣がビッチリあるビーチに上陸し、得意のラップでランチ。
こんなに沢山牡蠣が待ってくれてるのに残念ながら今回は赤潮でオアズケ。
また次回来い、ってことね。

かなりまったりとした後出発したら、ステキなビーチ発見。
早速タープをセットアップし、お城作り開始。
それぞれマイサイトを見つけてテントを張る。
今回はお客さんにベストスポットを譲らなくてもいいのだ!
家でも建てたくなるような場所発見してしまった。
野元団長も“ここに延泊だ!”と即決。
ベースを作ったら、釣りや昼寝、島の散策など各自好きなことをする。
皆で来てるんだけど、それぞれが好きなことをする時間が持てるのは結構ステキ。
しっかしアンディはよく寝るよね。まだ育ち盛り?

初日の夕食はロックフィッシュのお造り。
皆で手分けしてビーチで魚をさばいた。これはかなり楽しいやん。
美味しい夕食の詳細はきえちゃんのスケッチブック参照。
夕日も美しく、とろけるような景色と刻一刻変化していく空の色に目が離せない。と言っても離しようがないねんけ
ど。

翌日はOkeover Inletへ行ってみる。少しだけ入り江に入るとアザラシたちが岩の上で待っていた。邪魔しない
ように少しはなれて漕ぎ進んだ。
風からプロテクトされたビーチで簡単にランチを済ませ、釣りにハマル。
帰る時に向かい風に会う。
ダブル艇だったからきえちゃんとの抜群のチームワークで楽勝。
こんなに息が合うと、すばらしくダブル艇は強いんだナと実感する。
しばらくパワフルに漕いでたのに、ウチが近づいてくると急にお腹が空いてきた。
それを自覚したとたん、急激にパワーダウン。漕いでるフリしてたの、きえちゃんにバレてたかな。

またしても釣りに勤しむ。
今回はメグミちゃんもがんばって大漁。
夕食はロックフィッシュのフルコース。詳細はきえちゃんのスケッチブック参照。
この日の夜はナイトパドリングに出かける。
あー、もうこれは説明の仕様がないくらい美しすぎる〜!
自分が体験した感動を人に説明したり、伝えたい時、それが出来ない場合はいつも星野道夫さんが本に書いてたこと
を思い出す。
 結局、それを見ないと同じ感動は伝わらないから、見た自分が変わることで、どれだけ感動したかが分かってもら
えるのではないか、という内容。ワカル?
ちゃんと変わってんのかなー、私。

心地よい我が家のようなベースキャンプを去るのは名残惜しかったけど、また来たらええんやわ、と1人納得する。

帰りは巨大なトドに出会った。アザラシと比べて巨体に荒い鼻息。
少し漕ぎ進んでいくと、前方に白っぽい丸みをおびた大きな物体が近づいてくる。
えっ…?もしかして人間のし、死体?!
うそやろー、と結構青ざめビビリながら漕いでたら、避けてるつもりやったのに、正面にぶつかりそう。怖いけど前
にはきえちゃんがいるからまだええわ、と考えながら必死に避けようとするが既に遅し。
ザバーンッ!と死体が起き上がってきたらどうしよーと思ってたら、ブホーッ!と鼻息が聞こえる。寝ながら潮に流
されてたトドだった。
びっくりするなーもー。

上陸後、皆海に飛び込んだ。水温は結構暖かい。
車の無事を確認した後、私も遅れて上品に水に浸かる。キモチー!
落ち着いた後は、待ちに待ったベーカリーでランチを買って、急いで帰りのフェリーをキャッチした。
あ〜楽しかったー!

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