冒険硫黄島なのだ!
2003年9月23〜26日
MAP
薩摩半島と屋久島の間にある火山と温泉、そしてジャンベと仮面神メンドンの島、硫黄島。
周囲14.5km、人口約150名のこの島には標高703mの活火山硫黄岳がそびえ、いつも
噴煙を上げており、この火山がもたらす恵みで温泉が湧き出しているのだ。
その一つが秘湯の本などでは必ずと言っていいほど紹介される東温泉。
岩の間から流れ出す緑色のお湯が、岩の上に作られた湯船にあふれており、眼の前には東シナ海
が広がる。
隔てるものは何もない。
他にも、満潮時に入れる坂元温泉や、三島村開発センターに作られた男女別の内湯 温泉など3カ所の温泉がある。
更に今回は「大谷ウータン」と呼ばれる自分で掘る温泉も発見!
赤い海の港をシーカヤックで出発。
温泉が滴り落ちる洞窟や、入り口が珊瑚の洞窟。
更にブワッと潮が噴出す洞窟など発見。
海の色も火山性物資が海水に溶け込み、赤から群青色、黄緑、オレンジ、黄色など様々に変化する。
ウミガメも何度も現れた。
群青色の海を覗くと、透明度が20〜30mはあるので、かなり深いところを泳ぐ魚が水に入らなくても見えるのだ。
夜は港で魚や伊勢海老を分けてもらい満喫した。
最後の夜は、島民の前で私の講演を行う。
島の子供たちがお礼にジャンベの演奏をしてくれた。
まさに火山とジャンベの島、硫黄島なのだ。
行った人
野元・盛山・向所・千草・まどか
やった事
シーカヤック・スノーケリング・散歩・ドライブ・温泉(朝・昼・夕方・夜中)
食べたもの
伊勢海老・キハダマグロ・陣笠(カサガイ)・ets
じゃぁん! 海からいきなりそびえ立つ硫岳なのだ。 硫黄島が見えてきたのだ。 |
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硫黄島上陸。 今日は車で島内を回るのだ。 |
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硫黄港の中は真っ赤な色をしていた。 恋人岬からだが、強風で恋の炎も消えてしまいそうだ。 |
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僧侶俊寛が流され、この地に住んでいたそうだ。 ここは俊寛を祭った俊寛堂が建てられていた。 |
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強風の平家城から海を覗き込むまどか。 海の色は黄緑のグラデーションとなっている。 |
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まずは東温泉。 我々の貸しきり状態だ。 |
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へへい! 乾杯だぜ!! 遮るものは何もない。 開放感抜群だぜ! |
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キハダマグロをいただき料理する。 今夜は刺身と魚汁。 それとビールとご飯。 ものすごく旨い! |
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夕暮れにまたもや温泉に行く。 ぼ〜〜とする千草。 |
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いえい! シーカヤック出発だぜ。 島一周(約18km)を目指すのだ。 ただ、ここらの海は非常に難しいので途中での上陸はできないものとして準備する。 食事もその他もすべてカヤックの上か、海に飛び込む、遠征スタイルで行う。 |
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ジャン。 赤い海に漕ぎ出したのだ。 |
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赤い海から茶色の海へ変わった。 | |
ちょっとした洞窟に入るとカバ色?の海がある。 | |
海岸からそのまま硫黄岳がそそり立つ。 | |
東温泉近くの海は濃い黄緑色だ。 | |
洞窟を覗いていたら潮が噴出してきた。 かなり強烈だ。 *大きな画像はこちら |
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またまた怪しい洞窟発見。 早速向かう。 |
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洞窟の中は波と火山物質でクリームソーダのようだ。 もちろん波に翻弄される。 |
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波で激しいがそれほど危険ではないと判断し、他の人にも入ってもらう。 盛山・まどか組も入り込みキャーキャーはしゃぐ。 天井からは熱い温泉が垂れてきた。 ここは温泉洞窟なのだ。 |
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温泉洞窟を遠くから見ると硫黄で染まっていた。 | |
新硫黄島に向かうのだ。 | |
へへん! ご機嫌な向所・千草組だぜ! |
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やはりこんなときはTheBoomの「風になりたい」を口ずさむのだ。 | |
海の色が群青色に変わってきた。 黒潮の中に入ったんだ。 |
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足を投げ出しくつろぐまどか。 | |
平家城に近づくと海の色がバスクリン色?黄緑に変わってきた。 | |
群青色と黄緑色のグラデーションが見事だ。 | |
「うわぁ〜〜」 思わず奇声が上がる。 こんな世界は初めての体験だ。 世界中でもそんなにはないだろう。 *もっときれいな画像はこちらから |
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くつろぎきる向所・千草組。 のほほんとした気持ちになるのだ。 シーカヤックをやっていて幸せだと感じた。 *大きな画像はこちら |
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もう少し漕ぐと透明度が戻ってきた。 海の中は大きな魚が泳いでいる。 かなり深いのだが、透明度が高いのでよく見える。 |
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更に熔岩の断崖に沿って漕ぎ進む。 | |
新たな洞窟発見! ここの入り口は珊瑚がある。 珊瑚の洞窟と命名。 |
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中は意外と広い。 シーカヤック3艇が入っても狭さは感じない。 |
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入り口に広がる珊瑚。 | |
更に漕ぎ進むのだ。 | |
恋人岬に架かる橋が見えてきた。 この岬を回れば港だ。 |
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またもや洞窟だ。 ここの水の色も素晴らしい。 *大きな画像はこちら |
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奇岩が続き、まったく飽きがこない。 | |
今夜のおかずは伊勢海老なのだ。 シェラカップから完全にはみ出した海老の頭。 |
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M氏の顔は伊勢海老と同じように赤くなっていた。 | |
大谷ウータン探検。 | |
大谷ウータンとは温泉が海岸に湧き出る所だったのだ。 最初はこれぐらいの湯だまりだが。 |
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掘って、掘って、堀まくり。 | |
このようなMY温泉の出来上がり。 泉質はまったりとしたやさしいお湯だ。 メンバーの評判も一番よかった。 |
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熱くなったら海の水で冷やすのだが、千草は冷やしすぎだ。 | |
へへい! ここでも乾杯だぜ。 |
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お世話になった辻教頭先生や駐在さん、島民の皆さんに見送られて帰っていったのだ。 来年も硫黄島に行くぞ! |